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シーン25


久しぶりに仕事が昼過ぎに終わった。明日の仕事も夕方から。
篠田麻里子は久しぶりの解放感に包まれながら家路についていた。
自宅マンションのエントランスまで帰ってきたところで足を止める。

しまった…スタジオにセキュリティキーの入ったポーチを忘れて来た…
今から取りに帰るのも面倒だなぁ…ま、明日でいいか。
篠田はエントランスで1211の部屋を呼び出した。
「あ…ごめん、私。」
「なに?またキー忘れたの?」
「うん。部屋のキーは持ってるんだけど…」
「OK。どーぞ」
「ごめんね。」

エントランスのドアが開く。
ロビーに入ったところで、見覚えのある男の姿に気づく。

「え~…篠田さん。お待ちしておりました、お疲れのところ、大変申し訳ございません。」
古畑がロビーの応接ソファから立ち上がった。脇に今泉と西園寺を従えている。
「あの…ここへは…?」
「はい~。突然押し掛けて申し訳ございませんです。
管理人の方にお願いしてここで待たせて頂いておりました。
すいません~…少々お話をお聞きしてもよろしいでyしょうか?」
「ええ…少しなら…ちょっと疲れていますので…」
「おや~…篠田さんでもお疲れの表情を見せる事がおありなですね。意外です。」

ロビーを住人が通り過ぎる。横目で篠田達の事を見ながらだ。
「あの…ここでは…人目もありますし…宜しかったら、私の部屋でも宜しいですか?」
「結構です。お邪魔いたします。」
古畑は一礼した。西園寺に目配せをする。

篠田達ははロビーを通り抜けエレベータに乗り込んだ。11のボタンを押す。
西園寺はそのままエレベータを見送った。
部屋の入口をカードキーで開く。ドアを開けると広い玄関が現れた。
「どうぞ…」

「え~…素晴らしいマンションです~。セキュリティも相当固いようですね。」
「ええ、事務所が探してくれたマンションです。」
篠田は古畑と今泉をを広いリビングに通した。ソファを勧める。

「え~…篠田さん。どうぞお構いなく…なるべく完結に終わらせたい…そう思っておりますので。
その為に…ぜひ、あなたのご協力をお願いしたいです。」
「私で出来ることであれば…」
「ん~…あなたにしか…出来ない事です。はい。」

古畑が訳ありの表情で笑う。

シーン25-2. | Home | シーン24.

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