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シーン17.


「え~…では、間違いなくこの方なんですね?」
「ええ。間違いありませんよ。」

古畑は西園寺と顔を見合わせた。
「以前に私どもの捜査員がお邪魔した時にはそんな事は…」
「ああ、何度かいらっしゃって頂いたみたいですが…顔写真だけを見せられてもね…
今赤いセーター姿って聞いて、そういえばって。」
「ほら…言ったじゃないか。」
古畑が今泉の額を叩く。今泉が苦虫を噛み潰したような顔をする。

「え~随分自信がおありのようで…?」
「ええ、まあはっきり覚えてるのは、一緒にいた相手のほうですけどね。」
「相手?どなたかと一緒にこのお店に?」
「はい、だって随分不釣り合いだなと思って。
どう贔屓目に見ても、業界の人とかには見えませんでしたしね。その男の人の方は。」
「男の人の方?一緒にいたのも男性ではないのですか?」
西園寺が聞く。

「ええ、多分…いや、間違いないと思うな。見間違える事はないと思いますけど。」
「え~…この男と一緒にいたのは…どなたなんでしょう?」

「篠田麻里子ですよ。ほら…AKB48の。刑事さんご存じありません?」

古畑が前かがみになって喫茶店のオーナーに顔を見た。
右の人差し指を一本前に突き出す。
「え~…よく存じております。確かに、あの方がここにいらっしゃったら、私でも気がつくに違いありません。自信を持って…そうだ…と言えるでしょう。ですが…え~。人の記憶とは非常にあいまいなものです…え~本当に間違いは…」
「間違いませんって、ほら。」

オーナーがカウンターの下からフォトアルバムを取り出した。
「私、麻里子さま推しなんです。あの時もサインもらおうかどうか、ずっと迷ってましたから。
なんか取りこんでるように見えたんで遠慮しましたけどね。」
オーナーが見せたアルバムにはびっしりと写真が納められていた。全部篠田の生写真だ。
確かに…これなら彼の言う事に間違いはなさそうだ…

「すみません。その時の篠田さんの服装は覚えてらっしゃいますか?」
古畑がオーナーに聞く。
「服装ですか?えっと・・・黒いタートルのセーターかな?下はパンツ姿だったと。
そうそう、店を出る時は白いコートを着てたな。オシャレでしたよ、さすがに。」
「え~…白いコート…ですか?黒ではなく?」
「ええ。間違いありません、白ですね。」

「え~…ご協力、心から感謝いたします~」
「お役にたちましたでしょうか?」
「ええ。とても。」
古畑が一礼した。僅かに微笑みを見せる。

「西園寺君…」
「はい…早速。」
喫茶店を出た西園寺が携帯電話を耳に当てた。

シーン18. | Home | シーン16.

Comment

優子でもじゅりなでもなく
新センター。いいですね。
ほんとにそんな逸材がいれば
AKBはもっと息長く残っていけるんでしょうね!

違ったらすいませんが、
少し冒頭の感じが砂の器っぽいですね。

先を楽しみにしてます:-)

2012.01.13 (Fri) | まろん #8Zcb/IVM | URL | Edit

ついに…(・д・;)

麻里子さまに捜査の手が。ドキドキします(;^_^A

四谷さんの手になる有華が胸熱です(>_<)らしさが出てていいですね♪

2012.01.13 (Fri) | 蒼野 #- | URL | Edit

>>まろんさん

逸材…出てきて欲しいですね~
今いるメンバーの中にも、その素養を持った子もいると思うんですけどね。

そろそろお話が進んできたので、内容については…
ごめんなさい~。早く種明かししたいんですけどね。


>>蒼野さん


いつも核心に入るのが遅くてすみませんです(笑)
ようやく対決です…

ゆったん、こんな感じでらしさ出てますか?
良かった…蒼野さんにそう言ってもらえてちょっとほっとしました。

2012.01.13 (Fri) | 四谷 #mQop/nM. | URL | Edit

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