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シーン6.



「戸賀崎さん、お疲れ様です~」
携帯電話から篠田の声がした。戸賀崎は「支配人の部屋」でファンからの
声を聞いていたところだ。
「お、篠田。ちょうどよかった。今控え室か?すまんが、昼休憩の時
俺の控え室まで来てくれないか?頼みたいことがあるんだ。」
「わかりました。私も戸賀崎さんに渡したいものがあるんで。」
「ああ、じゃあ後でな。」

「戸賀崎さん、今篠田って。麻里子さまですか?」
「聞こえちゃいました?ええ。そうですよ。」
「麻里子さま、昨日遅くに帰国したばかりですよね?確かイタリアから。」
「ええ。よくご存知ですね。」
「そりゃもう、僕麻里子さま神推しなんで。でも、帰国してすぐに個別ですか。
時差ボケだってあるだろうし、しかも朝から晩まで…明日もあるんですよ?
もうちょっとスケジュール考えてやってもらえませんか?」
「そうですね…確かに、おっしゃるとおりです。」
「そりゃ、麻里子さまの体力は底なしですよ。
毎日遅くまでツイッターでつぶやいてて笑わせてくれるのはいいけど、
いつ寝てるんだって心配になるくらいですからね。」

確かにメンバーのスケジュール管理はそろそろ限界に来ていることも事実だ。主要メンバーはそれぞれの所属事務所が取ってくる仕事とAKSが主導するAKB全体の仕事との二重管理の中で動くことを余儀なくされている。今回、個人の仕事が圧倒的に多い篠田がセンターになったことで、一番負担を強いられているのは間違いなく篠田自身だ。

「ありがとうございます。何とか考えてはいますので…
皆さんのお気遣いは本当にうれしいことです。」

戸賀崎はファンに頭を下げた。心からそう思っていた。

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