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21.新チーム



テントドームでのリハーサルに新公演曲が追加された。
新チーム毎に2曲ずつ。もちろん完全オリジナルの新曲だ。

チームAは柏木・指原が新キャプテンの佐藤亜美菜をフォローし早々に新曲を自分たちのものにしつつあった。センターポジションに立つ渡辺麻友の動きにやや戸惑いが残っているものの、これまでの実績と力から完成までにそう時間はかからないだろうと思われた。

新チームBではキャプテンの佐藤すみれが早くもキャプテンシーを発揮していた。周囲もそしてメンバーも意外に思いながら、頼もしく見えるようになったその姿に信頼を置くようになり始めていた。センターに抜擢された多田愛佳が弾けるようなパフォーマンスを見せて新しいチームのキャラクターを打ち出している。ある意味、現時点で一番成功を予感させるチームとなっていた。

初めてのオリジナル曲に燃えるNMBチームNとSKEチームEも急ピッチで曲を仕上げていく。間違いなく新公演とチームシャッフルは新しい化学反応をグループ内に引き起こしつつあった。

「ちょっと待った!ねぇ、なんでそこで可愛い表情になると?」
大家が曲の途中でセンターに立つ大場美奈の前に立つ。
「だって、しかめっ面で歌うような曲じゃないと思いますけど?
歌詞的にもメロディ的にも。私だってちゃんと考えてやってるんですよ。」
大場が反論する。

「だって、私たちチームKなんだよ?KにはKのカラーってのがあるでしょ?」
宮崎が大家に乗っかるように口を挟む。
「大家さんも宮崎さんもやめてください。大場も。」
島田が睨みあう三人の間に入って止める。
「大家さん、私はこのチームKを今までと同じようなチームカラーにするつもりはありません。
全く新しいチームとして一から…いえ、ゼロから作っていきたいんです。」
「あのさ。それって、先輩たちに失礼じゃない?
今まで築き上げてきた功績を踏みにじろうっていうの?」
宮崎が噛みついた。
「何言ってんの?そんな古い事言ってるからいつまで経っても上行けないんじゃねーの?
年若いくせに考えが古いっーか。」
山内が宮崎に喰ってかかる。二人は顔と顔をつっつき合わせた。

「もう。やめなよ。キャプテンがそう言ってるんだ。」
仁藤萌乃が鋭く言い放った。
「やけん…萌乃さあ…」
「しーちゃん。」
仁藤の真剣な視線に大家が引き下がった。宮崎もブツブツ言いながら立ち位置に戻る。

「はるぅ、ちょっと休憩しない。朝からずっとぶっ続けだしさ。」
「はい…仁藤さん。みんな、30分休憩します。お疲れ様でした。」
「うぉーい。おつかれっしたぁ。」

メンバーは大きなため息をつきながらステージを降りた。

22.高橋倒れる | Home | 大場美奈ちゃんの復帰

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