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16.麻友の困惑


ソロデビュー曲のプロモーションはどこに行っても大盛況だった。
ただ、聞かれる事はいつも同じ…
「前田さんを始めとしたメンバーの卒業に合わせるように決まったソロデビュー。
これは、次のエースが渡辺さんであるってメッセージですよね?」
「渡辺さんはどのようにAKBのセンターとしてグループを引っ張っていくつもりですか?」
「プレッシャーはありますか?」

今までだって頑張ってきた。
それなりに上手くやってきた自信だってある。
みんなが卒業していくって言っても、私が何か変わる事なんてない…
それなのに、なんでこんな風に聞かれるの?

渡辺はいつの間にかメンバーが「テントドーム」と呼ぶようになっていた場所の
ドレッシングルームで鏡に向かいため息をついた。
「麻友~どうした?」
柏木由紀がカバンを重そうに抱えて入ってきた。

「あ、ゆきりん。お疲れ~。なんかさぁ、どこ行っても同じ事聞かれるなぁって思って。
前田さんも同じだったのかなぁ?」
「そうだね。ね、麻友。麻友は麻友でいいんじゃないかなあ?」
「へ?私は私…そりゃそうだけど…?」
「あ、ごめんごめん。言い方が下手だったね。前田敦子になる必要はないって事。
私ね、前田さんは自分の代わりになってくれっていうつもりでバトンを渡したんじゃないと思うけどな。」
「う~ん…ますますわかんない。」
「そっか。でも、これは麻友が自分で見つけていくしかないんじゃないかな?」
柏木は渡辺に向かって突き放すような言い方をした。

渡辺も柏木が答えに困っているのがわかった。
多分誰に聞いても正しい答えなんてないんだろうな。
でも…出来れば…ヒントだけでもいい…誰かに道を指し示して欲しかった。
じゅないと…もう逃げ出したくなっちゃいそうだ…

「おっはよ。麻友。」
「あ、なっちゃん。おはよ~」
「悩んでるねぇ。このトコずっとそんな顔してるじゃん?」

やっぱりなっちゃんはわかってくれてるんだ。
ずっと一緒だもんね。私がAKBに入った時から。
ワロタでも一緒の分、私の事を一番わかってくれてるのはなっちゃんかも。

「ねえ。将来の為とかより良いAKBとか…そんなのはいいから…
いつまでもこのままでいれないのかな?って思わない?」
「なっちゃんは卒業したくないの?」
「ううん、そういう意味じゃないけどさ。
麻友だって、自分が引っ張っていくっていうの疲れちゃわない?」
「うん…そうだね…疲れるね…」
「だよね~。そうだよね~」

平嶋夏海が渡辺の方を見ながらしきりに頷いた。




17.名古屋一揆 | Home | 15.衝突

Comment

もの凄く(・ω・)

ワクワクしますね(*´艸`)
本番と同じ仮想空間の中で動きだしたものの、断片が少しずつ明らかになっていく感じっていいますか(^^*)
企画が何なのか、私の推理はまとまりましたが、きっと外れるんでしょうね(笑)

それにしてもスピリットの継承者がはるぅとは(・д・)

はっ( ̄□ ̄;)!!
娘さんの推しメンだ(笑´∀`)

まぁそれは冗談として、テニス部を率いていただけあって、下地が出来てるように感じますよね、はるぅは。困難にも折れることなく立ち向かう、強くて適度な弾力を感じます('ー^*)
物語の中での彼女の成長も楽しみにしてます\(^o^)/

2012.01.04 (Wed) | 蒼野 #- | URL | Edit

>>蒼野さん

蒼野さんの推理、どう考えて頂いたのか興味あります~
ぜひ、お話終わったら聞かせてくださいね。

はるぅをキャプテンにしたのは、もちろん私の個人的な考えです(笑)
でも、きっとここから大きく成長してくれる…もちろん、お話の中だけでなく。
そういう期待も込めています~

2012.01.04 (Wed) | 四谷 #mQop/nM. | URL | Edit

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