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9.燃えるDiVA




都内のレッスンスタジオにDiVAの4人が集まっていた。

「これって、スゴイやんか?秋元先生、ホンマにやる気やろうか?」
増田有華が企画書を見ながら言う。顔からは笑みがこぼれる。
さっき、秋元康からこの話を直接聞いた時に一番喜んだのは増田だった。
「本気も何も、やるって決めた以上はガチなんだろうと思うよ。」
秋元才加も梅田彩佳も顔をほころばせる。4人はこの企画を歓迎していた。

その中、宮澤佐江が不安そうな顔を見せる。
「でもさ。私達…今回卒業する私達だけが気合い入れてもダメだよね…
というより、残る子達がどれだけ頑張れるか…それが一番大事なんじゃない?」

「そりゃそうだよね。私達が頑張るのは当たり前として…このコンサートを引っ張るのが残るメンバーじゃないと…」
秋元も同意する。チームAもKも多くの中心的メンバーが去ることになる。
今後のグループの先行きを憂う気持ちは皆同じだ。

「そのあたりは…たかみながちゃんと考えてるんじゃないかな?
後継者っていうか…誰かを指名するとか。横アリで新チームの体制とかも発表されるかもしれないし。」

3月末には横浜アリーナで2日間のコンサートが予定されている。
そこで、メンバー卒業後の新体制が発表されるのでは?
という噂が広がっていたのはファンの間だけでなく、メンバーの間でもそうであった。

「でもねぇ…これだけの規模になっちゃったグループ全体を仕切るのって…
たかみな以外に誰か出来るのかなぁ…想像もつかないんだけど…」
「でも、誰かがやらんと…空中分解になってまうよ。それぞれがバラバラにやるんならともかくやな。
誰かがまとめん事には…」
梅田と増田も心配そうな顔になる。

4人の会話がそこで止まった。
しかし、すぐに立ち上がって

「でも…私達だって、のんびりした事言ってられないよ。
こうなった以上、東京ドームは単なる卒業イベントじゃない。
私達の実力を最大限アピールするチャンスなんだからさ。」
「そうやな。もちろん。望むところや。武者震いしてきたで。」
「そうだね。サムライとしてもね。」
「なんか燃えてきたね!」

4人は立ち上がり自分たちの曲をバックに踊り始めた。

10.後継者 | Home | 8.企画

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