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11月15日 東京都内四ツ谷大学グラウンド


しかし…ひどいグランドだな…
珠理奈は四ツ谷大のグラウンドをぶらぶらと歩きながら思った。
トラックはアンツーカーでなく土だったし、更衣室もトレーニング室も決して褒められたものではない。これならウチで練習する事にすればいいのに。第一、わざわざ新幹線に乗って東京まで来て顔を合わせる意味が全く分からない。所詮、学連選抜といっても寄せ集めにすぎないのに。監督が四ツ谷大の人だから仕方ないけど…

学連選抜は、本戦の大会に出場出来ない学校から選手を選抜しチームを作る。チームとしての記録は参考記録となるが、10位以内に入ると翌年予選会から本戦出場出来る枠が1つ増えるし、個人記録は公式記録として残される。予選会トップの下馬評が高かった栄女子大が出場を逃した事で、皮肉にも学連選抜の力は上がる事になった。選抜候補として、栄女子大の主要メンバーが顔を揃えたためだ。

学連選抜の監督に就任した戸賀崎は10名の選手枠を栄女子中心で構成する事を考えた。どちらかと言うと「記念」に4年生中心にメンバーを選ぶこれまでのスタイルに疑問を持っていたからだ。引き受けたからには、勝負したい。それだけのメンバーが組めるはずだ。戸賀崎はそう思っていた。

栄女子から松井玲奈、珠理奈の両エース、須田、大矢、矢神を招集した。彼女達が今年も経験を積む事はそのまま来年、自分たちの首を絞める事にもなりかねない。でも、秋元先生はそんな小さな考えを持たないよう…そう思って自分を推薦してくれたのだろう。それに、彼女たちの持つ力なら俺にもちょっとした野望が持てるかもしれない…

四ツ谷大からは、大場、島崎、市川の他に島田に声をかけた。予選会には出ていないが、島田は故障さえ癒えれば大きな戦力になる。もちろん、チームのムードメーカー、まとめ役として期待した部分もある。

その他には、金町総合大からキャプテンの高柳明音、秦佐和子の4年生、同じ中京地区の振興校の伊勢大から1年生の木本花音を抜擢した。関西地区からは難波商科大の3年生山本彩、渡辺美優紀を招集。この中から本戦出場の10名を選ぶ。ちょっと面白いチームが作れそうだ。

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