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こういうヤツを僕は良く知ってる。
プライドが高く、自分の行為に妙な自信を持っている。
扱いにくいタイプでは決してない…

「おい、どうせ俺は殺されるんだろ?」
「あ?それは、お前次第じゃないか?俺の実験に耐えられたら生き延びれるかもな。」
「じゃあさ、アンタの実験ってのを詳しく教えてくれよ。
俺の身体を使って何が出来るんだ?」

こういうヤツは、自分の専門分野を得意げに話したがるもんなんだ。
インテリぶったヤツは大体そうだ。

「お前に何がわかるんだ?まぁ、いい。話してやろう。」

遠藤は覚醒剤や麻薬は、人を身体や心の痛みから救う最後のツールだという話を始めた。ストレスや身体の痛みに悩む人間を、ごく微量の覚醒剤を使う事で解放してやってる。そのうち中毒へと進む事はあるが、そこでの夢のような世界こそ、人が辿りつく最後の楽園なんだと。

「狂信的だな。」
「狂信的?嬉しい褒め言葉だな。俺は患者の心や身体の痛みを解放してやれる。
そう…神なのかもしれないな。」

「で?アンタの患者は?なんで芸能人もいるんだ?」
「やっぱり、お前、そっち方面のネズミか。そういう気がしてたよ。」
「今更隠しても仕方ないらしいしな。」
「まぁ、いつか世の中をひっくり返す時が来るだろうからな。そういう時には有名人が俺の手の中にいるというのは何かと都合がいい。それに、やたらとストレスが多いんだろうな。簡単に洗脳できる。お前、どっちだ?女所帯のほうか、男か…?」

「女の方さ。」
「そっちか。まだ確か3人…こないだ一人増えたから4人だけだな。ま、最初に引っかかったのがグループの中で結構影響力がありそうなヤツだから、どんどん広がるだろうけどな。」
「どうやってひきこんだ?」
「簡単だって言ったろ?狙った獲物の周りに餌をばら撒けばすぐに食いつくよ。薬漬けにされてるって気付いた頃にはもう後戻りできない身体になってる。俺の治療のイイところは、徐々に…ゆっくりゆっくり効き目が浸透していくから、本人に自覚がないまま中毒に出来るってトコだよ。」

「そこまで話たって事は、どうやら俺は生きて帰れないらしいな。」
「ほう?よくわかってるじゃないか。」
遠藤は拳銃を取り出した。サイレンサーが装着されている。

ぷしゅっ

拳銃から小さな音が立った。

31 | Home | 29

Comment

うわあああどうなるんですかこれ!!!
相変わらず引き込まれる文章で尊敬します。
自分にもそんな文章力が欲しいです…

2011.11.30 (Wed) | ぱーぷる #- | URL | Edit

どうしよう…

何かしなきゃいけない気になってきた(笑´∀`)
祈ることしか…

僕の命が助かりますように

わさみんと手をつなげますように

2011.11.30 (Wed) | knifeedge #- | URL | Edit

>>ぱーぷるさん
>>knifeedge

私も書きながらドキドキしてます(笑)

2011.11.30 (Wed) | 四谷 #mQop/nM. | URL | Edit

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