スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

25


「まさか…そんな事が…」
「戸賀崎さん、今ならまだ間に合います。
彼女達が本当の中毒者になる前に、何とかしましょう。」
「なんとかって言っても…一体何をどうすればいいんだ?」
「まずは、彼女達を綺麗にしてあげないと。一刻も早く治療する必要があります。」

「しかし…医者に行けばいいのか?そうなると、刑事さん…やはり罪に問われる事になるんですか?」
戸賀崎さんの顔が困惑してる。いつも難しい顔をしてるけど、今日は特段だ。
無理もないよな。いきなりクスリやってるかも…なんて話されても信じられないよな。
でもね、戸賀崎さん、これはまぎれもない事実なんだ。

「ええ…経緯については分かりませんが、仮に騙されてたとしても…」
「大丈夫ですよ、戸賀崎さん。佐藤さんが、ちゃんと表に出さず治療してくれる医者を紹介してくれますから。」
「おい、何言ってるんだ?俺はな…」
「してくれないんですか?」

僕は知ってる。佐藤さんはこういう時に動いてくれる。
だから僕はこの人に手錠をかけられる事を選んだんだ。僕は佐藤さんの目をじっと見た。

「ったく仕方ねぇな。おい、それなりの見返りはあるんだろうな?」
「見返り?」
「ヤクザだって、情報提供にはちゃんとお礼をしてくれるぜ。俺がお礼する事もあるけどな。」
「やっぱり、噂って本当だったんですね。すみません。僕お金持ってません。」
「お金で解決出来るんですか?」戸賀崎さんが言った。すがるような視線だった。
「お金なら出します。幾らでも…だから、あの子たちを…お願いだ。この通りだ。」

戸賀崎さん…そんな泣かないでくださいよ。らしくないなぁ…
でも、分かりました。やっぱり、あなたはメンバーの事を一番に考えてくれてるんですね。

「佐藤さん…」
「いや…お金は…要りませんよ。その代り…」
「その代わり…なんでしょうか?何でも…何でも言ってください。」
「私、一度も劇場で公演を見た事がないんですよ。そうだな…チームBの公演をいい席で見たいな。」

佐藤さん…やっぱ、アンタ話がわかる人だよ。
でも、そうくるか?

「そんな…そんな事で本当に宜しいんでしょうか…?」
「ええ。ただし…ゆきりんが出演してる時にしてくださいよ。」

おいおい、初めて聞いたよ。佐藤さん、アンタもかい?
でも、良かった。佐藤さんがわさみん推しじゃなくて。

26 | Home | 24

Comment

Post comment

Secret

Page top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。