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16 莉乃と僕 2


「あの…指原さん?まだ僕、仕事残ってて…」
「ごめんなさい。ちょっとだけお話出来ませんか?」

いや、こんな美少女…さっしーにお話し出来ません?なんて聞かれて断れる男がいるなら、
今すぐ僕の前に連れて来てほしい。有無を言わずぶん殴ってやるから。

「は…はい。でも、こんなトコ戸賀崎さんとかに見られたら…あとでしゃーしく言われませんか?」
僕はそう言って口を手でふさいだ。緊張して思わず方言が出てしまった。

「しゃーしぃ?今、しゃーしぃって言いました?」
突然、さっしーが目を丸くした。

「あなたって、大分の人?」
「あ、ええ。高校まで大分に…別府ってとこですけど。」
「ホントに?私も大分なの。大分市内。びっくりした。しゃーしーとか久しぶりに聞いた。なんかびっくり。」
「僕もびっくりしました。指原さん…」
「あ、指原さんって呼び方やめません?さっしーとか莉乃ちゃんとか。」
「いいのかなぁ?メンバーさんに向かって…」
「でも、わさみんの事はわさみんって呼んでるんでしょ?」
「え…?なんでそれを…」

さっしー…ダメだって。そんなじっと顔を覗きこまれたら、顔をそらせなくなっちゃう。
さっしー推しの人…こんな表情されたら、そりゃ夢中になっちゃうよなぁ…

「じゃ…さっしー。何か僕に話しでも?」
「あ、あのね…私って変かな?」
「変って…どういう意味?」
「あのね。私前からネガティヴの権威って言われるくらい後ろ向きだったんですよ。
それがね、あるきっかけですごく何でも前向きに考えられるようになってきて。」

「へ~。いい事じゃない?僕も基本暗い性格なんで、そんな風に切り替えられるってスゴイなって思うよ。」

「でも…なんか、変な感覚がずっとあるんです。あのですね…全然疲れないんですよ。
どんなにハードスケジュールでも、睡眠時間が2時間とかでも全然。」

「う~ん。気力体力充実してるって事なんじゃないかな?」

「そうなんですかね。確かに麻里子さまとかも、いつ寝てるんだろうって思うくらいでも、
いつも元気で笑顔ですからね。私もそういうレベルに近づけてきたって事なのかな?」

「ホントだ、すっごい前向きだね。」

「でしょ?」


「でも、なんで僕にそんな話を?」
「なんでだろ?わさみんから話聞いてて、すごく頼りがいのありそうな人だなっておもったからかなぁ…
ね。わさみん、いい子だからね。でも、バレないように気をつけてね。」

「だから、そんなんじゃないって…」

さっしーの笑顔は本当に素敵だ。一緒にいるだけで、こっちも笑顔になってくる。

でも…なんでだろう…
心のどっかに引っかかるものが残ったのは。


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