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7 晴香とすみれ


「おっつかれ様でした~。あ、いつもありがとうございます!片づけ手伝いますね。」
晴香が明るい声でスタッフに声をかける。
「はるきゃんって本当に気が効くよね~」
「本当だよ。今日もケーキとクッキー作って差し入れしてくれたしね。」
「美味しいかったよ。はるきゃん、ごちそうさま。」

スタッフから声がかかる。
晴香はスタッフに話の中で笑っていた。
周りの大人達から頭を叩かれながら顔をくしゃくしゃにして。
最近の晴香の仕事場での評判は素晴らしかった。
誰もが「はるきゃんも大人になったんだね」って言葉で彼女を褒め称えていた。

「お疲れ様でした。」
遅れてすみれが撮影スタジオから出てくる。やや疲れた表情だ。
「すーちゃん、おつかれ~。一緒に帰ろう~」
晴香がすみれに抱きつくように寄り添ってくる。
「ああ…うん。そうだね。」

「どしたの?最近元気ないじゃん?」
「う~ん、そうかなぁ…はるきゃんは元気だね。」
「元気だよ~。っていうか、普通じゃん?」
「そうだね。私も元気ださなきゃ…」

はるきゃん、本当に元気だなぁ。
というより、あんな風に周りに気を使うなんてできっこないコだったのに。
スタッフさんに差し入れとか、持ってきた事なんてなかったでしょ?
私はダメだなぁ。すぐ疲れとかいらっとしたトコが顔に出ちゃう。

最近、せっかく色んな場所で仕事させてもらえるようになったのに。
でも、身体と心って正直なのかな。
上手くいかないなぁ…

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