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第25節


「あんな感じでいいのかな?」
「スゴイですね。効果覿面ってこの事。実は噂じゃなくて本当の事とか?」
会議室から笑い声がこぼれる。中には板野、高柳、湯浅、山本の姿があった。
「いやね、嫉妬ってのは怖いね。客同士で言い争いが始まっちゃったからね。優子は俺のものだ!とか言い出すヤツまで現れちゃってさ。ま、これまで優子は上手くやってたんだけどね。まぁ、事実無根だって言っても、人の感情っていうのは簡単に流されるって事さ。私らも気をつけないとね。」
板野が笑う。

「どないな感じですか?本店第2の雰囲気は。」
「お通夜だね。まるで。秋元も宮澤も大人しくなっちゃったからね。
ま、仕方ないかな。エースがあんな事になっちゃったんだからな。
もう第2の目はないさ。」
山本の問いに板野がクールな口調で答える。

「ほんま、板野さん、お手柄ですわ。これで…」
「おい。お手柄って何の事だよ。」板野が山本を睨む。

「あ…いや…」

「勘違いしないでよね。私がアンタ達の為に動いたとでも思ってるのかな?
ね…?さやかちゃんって言ったっけ?昨日今日出てきた小娘ちゃんが、
あんまり思いあがっちゃいけないんだな~」
急におどけたような口調に変わったが、板野の凄味ある表情に山本は身体を固くした。

「まぁまぁ。済まないね。まだ口のきき方をちゃんと教えてなくてね。
で?君は何が欲しいのかな?さすがに所長の座って事は言い出さないんだろ?」
湯浅が板野に聞く。

「そうですね。正直あんまり肩書きとかには興味ないかな。
そうだな。手っ取り早く…金…って事にしとこうかな?
あと、自由に動ける環境とかね。あんまり人に指図されるの好きじゃないんで。」

「じゃあ、独立して代理店を構えるっていうのは?
ウチの契約をある程度回すって事にすれば、アンタは遊んでてもいいって事で。」

「そんな事したら全然楽しくなくなっちゃうじゃないですか。
湯浅さん、厄介者払いしようたってそうはいきませんよ?」

「いずれにしても、ちゃんと本店を私たちが仕切れるようになってからの話ですよね。
まだ、全部終わったわけじゃないです。」高柳が言う。

「そりゃあ、もう大体決着はついたでしょうけど。
後は第3と第4…。まぁ第4は論外として、第3もボスにその気が全くなさそうだし。」

「じゃあ、安パイじゃないか?高柳、いったい何を気にしてる?」
「まあ、私に任せてもらえますか?最後の仕上げは。」
湯浅の問いに高柳が答えた。

「最後の仕上げ…が一番大事なんですよ。」
高柳が言ったその言葉は誰の耳にも届かないくらい小さい声だった。

第26節 | Home | 第24節

Comment

ちゅりは一体何を企んでいるのでしょう?
それにしてもK2のリーダーが本家チームKに仕掛けるとは考えましたね。いやぁ想像して読んでいて鳥肌立っちゃいました。

期待してます。

2011.11.24 (Thu) | 杉上左京 #- | URL | Edit

>>杉上さん

ちゅりは結構気が強い…(いい意味で)し、物怖じしなって
印象があったので、今回活躍してもらってます。
娘の推しメンなので、あまり悪者にしたくない…んですけどね(笑)

2011.11.24 (Thu) | 四谷 #mQop/nM. | URL | Edit

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