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第10節


「なんか騒がしい事になっちゃいそうだね。」
深夜のオフィス、大場の席で島田が言う。椅子を後ろ向きにして、背もたれに組んだ腕を乗せその上に顎を乗っけている。
「う~ん…なんか対岸の火事って感じにしか思えないな。他の営業所では大騒ぎだろうけど。それよりも、来週からだよ、研修生の受け入れ。私にはそっちのほうがおおごとなんだよね。」大場がペンで頭を掻きながら答える。

「そりゃそうだ。ずっと第3で受け入れてたんだけどね。でも、これってウチが営業所として認められてきたって事だよね?」
「そうそう。インストラクターは割振りできた?はるぅ一人じゃ回らないでしょ?」
「大丈夫。なんかみんな張り切ってる。やっと先輩面出来るのが嬉しいみたい。」
「市川とか大丈夫?どうみても、インストラクターって感じしないけど。」
「だって、美織は成績だけで言ったらもう第4のエースクラスだよ?
あれでしっかりしてるトコあるから、きっと大丈夫。」
「へぇ~はるぅが市川の事褒めるようになったんだ。変るもんだねぇ。」
「まあね。でさ…どうなると思う?誰が勝つかなぁ?」
「え?本社長に誰が昇格するかって事?そりゃ、たかみなさんでしょ?」
「だよね~。でも、なんかそれじゃ面白くないよね~」
島田が悪戯っ子のような笑顔を見せて言う。
「アンタ、本当にこういう井戸端会議ネタ好きだよね。」
前と変わらない島田の天真爛漫さに大場は思わず嬉しくなって笑った。

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