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chapter-34


「ですが、当然私たちだけでは、出来る事は限られています。幾ら全国の方の賛同を頂いても、それだけでは会社っていう大きなものを動かす事は出来ません…」

「そこからは、ワタシがお話しましょう。」
スリムな体型の外国人が立ちあがった。スーツ姿にノータイの白いシャツ姿だ。

「…?」壇上の秋元も窪田も怪訝な表情を浮かべる。
「ワタシ、スタンドアローン社の最高顧問をやっておりマス。今回の陣頭指揮はワタシが取らせて頂きマシタ。
ご挨拶が遅れて申し訳ございまセン。」
外国人は、眼鏡を取り出した。細いフレーム、縁なしのレンズ。
「ハジメまして。ワタシはウィリアム・ヘンリー・ゲイツ3世。ビルと呼んでくだサイ。」

秋元と窪田の身体が一瞬で凍りついたように動かなくなった。やがて、小刻みに震え始める。
「なんでだ?なぜ、ビル・ゲイツがこんな所に…?」
秋元がかすれた声で呟く。

「ワタシ、以前より日本のアイドル文化に強い関心を持っていまシタ。幸い、経営の第一線から距離を置いた事で時間ができマシタので、日本に滞在しAKB48の応援をしてイマス。そんなある日、ワタシはアナタがたの非常に良くない企みを知ることとなったのデス。」
ゲイツは、マイクを握ったまま柏木と菊地の間に立ち言葉を続けた。

「色々調べさせて頂きました。ミスター・秋元。あなたがたのここまでの功績には大いに敬意を表しマス。ですが、これ以上、アナタがたは彼女たちの純粋さに触れさせるわけにはいきません。今回の一連のコト。柏木さんを陥れた事、その悪質な裏の目的…決して許されるものではありません。そこで、ワタシはあなた方の株主であった古賀さんにお願いして、ちょっとしたおせっかいを始めさせて頂く事にしたのデス。」

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