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chapter-20

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「あらららら…やっちゃいましたねぇ。」
会長室を出た戸賀崎に菊地が声をかける。
「なんだ。聞いていたのか?悪いヤツだな。」
「聞いてたんじゃないですよ。聞こえちゃったんですよ。だって戸賀崎さんも社長も声大きいんだもん。」
菊地は舌を出して笑った。

「で?お前はなにしてるんだ?」
「あ、ちょっと報告しに…ドラマとか映画とか。
なんかスポンサーさんのトコに挨拶回りするから打ち合わせするとか…とも言ってたかな?」
「相変わらず忙しそうだな。お前はこのまま何も気にせず仕事に打ち込めばいい。
きっとあの人たちもお前の事は悪いようにせんだろう。」
「え~…私、戸賀崎派のつもりなんだけどなぁ。」
菊地が頬を膨らませて言う。

「戸賀崎派?何を言ってるんだ?お前は。バカなこと言ってないで早く行け。」
「バカですよ~。私。でも、バカでも誰が正しい事を言ってるかくらいはわかりますから。それに…今の私があるのは戸賀崎さんのおかげですから。それに、私は昔からゆきりん神推しですから。もちろん今も。」

「菊地…お前、成長したな…。地位が人を作るっていうけど…大きくなったよ。」
戸賀崎が目を細めた。
「やだなぁ。私、もう背伸びてませんから。あ、大きくなったって太ったって言ってます?酷いなぁ、戸賀崎さん。」

「バカ。ほら、もう行け。」
「は~い。」戸賀崎は菊地の背中を笑顔で見送った。

今回のドタバタ、悪い事だけではなかったのかもしれない…

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