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3.

大学女子駅伝は長く続いた秋英・慶育の2強体制から群雄割拠の時代へと推移していた。
そんな中、毎年コンスタントに力を発揮しているのが、栄京大だ。かつての栄女子大を運営母体として、近隣の金町総合大や伊勢大を吸収合併。勢力を増し常に箱根路をリードしていた。

慶育は予選会常連となる程までに力を落としていたし、秋英大、聖ヴィーナス大もかつて程の安定感を無くしていた。一方で関東で台頭していたのは、四ツ谷大と乃木坂女子大だった。
かつて新興として勢力を急拡大した四ツ谷大は、その後第一期黄金期を作ったメンバーの卒業を期に、世代交代を敢行。付属校からの豊富な有力選手の供給を受け、栄京大と並び称される程の力をつけてきていた。

乃木坂大の登場はまさに「衝撃」だった。
創部2年目の昨年、初めて参加した予選会をトップで通過。本戦でも1区の生田、2区白石が連続で区間賞を獲得。往路3位の勢いをそのまま復路へ持ち込み、10区の主将・桜井が総合4位でゴールテープを切った。更に戦力充実とされた今年は、本命2強に次ぐダークホースとして位置づけられるほどだ。


箱根の予選会は11月に行われる。
正月の男子、2月の女子。箱根への切符は20枚。
うち10枚の切符が、立川での20キロ個人タイムレースの結果、上位校のみに与えられる。



個人のタイムレースとはいえ、箱根の予選会にも高度な戦略が繰り広げられる。予選会に出場できるのは各校20名まで。そのうち上位10名のタイムが採用され、累計タイムが速い順にランクが決まる。一人だけが突出したタイムで走っても駄目だ。一方で、各校の「エース」は1秒でもタイムを削るべく前を狙う。ライバル校のエースよりも1秒でも速ければ、それはそのままチームの貯金に繋がる。
一方で同じくらい大切な戦略は「ブレーキ」を起こさない事だ。競技人口が増えたといえども、予選会に参加するクラスの学校では20名全員を「戦える」戦力としてラインアップする事はなかなか出来ない。
そうなると、走力を持つ選手一人がトラブルで大きくタイムを落としてしまう事がチーム全体に深刻な影響を与える事に繋がってしまう。

今年の予選会、慶育大にとって通過すること自体に大きな問題はなかった。大方の予想としては、乃木坂大とともに昨年初の箱根を経験、惜しくも11位に終わり予選会に回った博多大とのトップ通過争いとするものだった。

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